James Records

オルタナ・インディー・ポストロックなどの新譜から過去の名盤まで。

There’s Nothing Wrong With Love / Built to Spill (1994)

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USインディーバンドBuilt to Spillの2nd。

ペラペラで下手くそなギターとまるでやる気の感じられないベースドラムに乗せた、これでもかというほどにナイスなメロディが持ち味。覇気のない演奏によって歌のエモーショナルな部分がなぜか引き立てられる稀有な例。ペイブメントと並ぶローファイインディーの代表バンド。

理由もなく学校や仕事を休んでしまった日の気だるい昼下がりに、公園のベンチに腰掛けながら聴くのをおすすめします。

3曲目「Big Dipper」。演奏やる気なさすぎ。わりかしポップ。

4曲目「Car」。スローテンポなナイスメロディの名曲。

ニルヴァーナなどがバリバリのディストーションを鳴らしてた時期のアメリカでペラペラな音を鳴らす勇気たるや。

こんなんヘロヘロすぎて聴いてられんわって人には4thアルバムの最高傑作「Keep Like It Like a Secret」がおすすめです。そちらもいずれ必ずレビューもしたいです。