Terror Twilight / Pavement (1999)
無職になってからローファイを聴く頻度が増えました。
けだるげな歌とサウンドが怠惰な毎日を映しだすからでしょうか。知らんけど
今週は治験に行っていました。全員死んだ目をしていたので全員にこのアルバムを聴かせたいなあと思いながらH2(あだち充)を読んでいました。好きなキャラクターは木根です(初期ヤムチャっぽい噛ませ感がいいね)。
PavementのラストアルバムTerror Twilight。
円熟しきったバンドの最終作には初期衝動の影も見当たらず、ただただナイスメロディが散りばめられた隠れ名盤。スマパンやらに文句をつけていた時のような攻撃性はなく、詞も内省的で落ち着いた内容。円熟したバンドのお手本のような最後です。地味なんで本当に何回も聴いてほしい。落ち着いた心で聴いてください。
2ndクルーキッドレイン(↓参照)がたぶん一番有名なんでそっちから聴いた方がいいかも。
特に1曲目「Spit on a Stranger」。名曲。
最後の最後で陽気な曲を置くのもなんとも言えない。これで終わりなんだなと。
2ndクルーキッドレインの成功でカルト的な人気を得たPavement。彼らはそのようなファンの期待に添えるような作品を作るのではなく、自分らのやりたい音楽を突き詰めたのでした。ローファイムーブメントの根底にあるのは音響や態度ではなく歌。ラストアルバムをもってそれを知らしめたPavementに感謝です。ありがとな。
最近ではヴァンパイアウィークエンドとかマックデマルコとか色々新譜出してて聴いてはいるんだけどなんか上手く感想が思いつかなくて。思いついたら書きます。
さて、治験で得た金で焼き肉行ってきます!ではw