James Records

オルタナ・インディー・ポストロックなどの新譜から過去の名盤まで。

Slowdive / Slowdive (2017)

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歴史的豪雨が続きますが皆さんご無事ですか。土砂災害や河川の氾濫には十分お気をつけください。

2017年はある意味シューゲイザーの年。RideやSlowdiveジザメリなどのレジェンド達がこぞって復活し名作を残していきました(マイブラは相変わらず新譜出す出す詐欺を続けていますが)。

Slowdiveといえば耽美的とも評されるドリーミーかつ壮大な浮遊感溢れるサウンドが持ち味でした。

今作はそんなファンの期待に応えつつも、彼らにとって明らかな進化を遂げた作品。ノイジーさはやや控えめになってアンビエントな方向に向かい、それぞれの演奏とメロディを浮き彫りにするようなサウンドに仕上がっています。まさにベテランバンドのお手本のような洗練っぷり。

若くして解散してオヤジになってから再結成したバンドって大体残念でダサい感じになるけど、RideとSlowdive は違った。持ち味を失わないまま明らかに洗練されている、ファンにとってはこれ以上ないサプライズ。

今までSlowdiveを聴いてなかった人にも、最初の一枚として薦められる一枚です。

2曲目「Star Roving」。

4曲目「Sugar for the Pill」。