James Records

オルタナ・インディー・ポストロックなどの新譜から過去の名盤まで。

ドリームポップ

Lush / Snail Mail (2018)

あっという間に12月で今年ももう終わりですね。そろそろ今年の10枚みたいなの書きたい。サボってた分の帳尻を合わせるためにも書きます。 Snail Mailは最近19歳になったばかりの宅録女子によるギターポップバンド。昨今の溢れかえるばかりのギターポップバン…

Gemini / Wild Nothing (2010)

長期休暇で生活リズムが狂ってしまった方へ、寝る前にいつも聴いているアルバムの紹介です。 Wild Nothingはキャリアのステージごとに作風を変えていく柔軟なバンドです。このアルバムはドリームポップ、エレクトロニカ的な穏やかな音を楽しめる、耳に優しい…

Tour EP / Teen Daze (2011)

W杯予想を尽く外している当ブログですが、決勝はフランス2-1クロアチアです。これは間違いない。当たったらコメントください。 Teen Dazeはカナダで活動しているエレクトロニカ・ドリームポッププロジェクト。くるりの岸田繁がレコメンドに挙げているのを見…

Regret,Love,Guilt,Dreams / The Bilinda Butchers (2011)

記録的豪雨が続いております。二次災害にはくれぐれもお気をつけください。 このアルバムは北欧かどこかのインディーポップバンドのEPです。バンド名はマイブラのビリンダブッチャーからそのまま拝借。 その名が示す通りシューゲイザー・ドリームポップ的な…

Slowdive / Slowdive (2017)

歴史的豪雨が続きますが皆さんご無事ですか。土砂災害や河川の氾濫には十分お気をつけください。 2017年はある意味シューゲイザーの年。RideやSlowdive、ジザメリなどのレジェンド達がこぞって復活し名作を残していきました(マイブラは相変わらず新譜出す出…

Days / Real Estate (2011)

初夏。この時期は聴くのに迷うと大体Real Estateをかけてしまいます。 浮遊感、透明感たっぷりでメロディアス。薄いリバーブがかかったローファイギターが気持ち良い。特に初期のReal Estateは初夏にぴったりの清涼感あふれるサウンドですのでこれからの時期…

Oshin / DIIV (2012)

アメリカのドリームポップバンドDIIV(ダイブ)の1st。アルバムの読み方はおしんでいいんでしょうか。 音は適度にローファイで、かつモダンさも感じられる良いバランスのバンドです。特にギター2本の絡み合いがとても気持ち良い。以前紹介したBeach Fossillsの…

Weather Diaries / Ride (2017)

最近更新が間に合わなさすぎてまずいので頑張って帳尻を合わせていきたいです。 このアルバムはシューゲイザーレジェンドRideが去年再結成し久々に発表した新作です。 昔のようなキラキラしたポップさや轟音による初期衝動は失われ、その分引き締まった硬派…

Waltz for feeble / Talk (2012)

熊本でかつて活動していたバンドです。 シューゲイザーを基調としてポストロックやパワーポップなど様々な要素を取り込んだバンド。ポップで聴きやすいのに荘厳さすら感じ取れるスケールの大きさが圧巻です。ポストロック的なインスト曲もありそちらも最高。…

☆ Loveless / My Bloody Valentine (1991)

日本代表、コロンビア戦勝利おめでとう。James Recordsはサッカー日本代表を応援しています。 クソほど雨が降ったので今日はこのアルバムで。シューゲイザーの金字塔的な定番アルバムで、説明することもあまりないですが。 過剰に歪ませたギターに重ねまくっ…

Antisocialities / Alvvays(2017)

カナダのドリームポップバンドAlvvaysの2ndです。 浮遊感のある気持ちいいサウンドと昔の歌謡曲のような懐かしさを合わせ持ったバンド。歌だけ聴いたら本当に80年代みたい。エコーの効いたローファイなギターも最高。 1曲目「In Undertow」。PVから溢れ出る7…

Home / Polaris (2002)

中々寝付けないあなたに。 日本のポップバンドPolarisの1stです。 フィッシュマンズを思わせる浮遊感のあるサウンドとダブ的なリズムアプローチが持ち味。実際、ベーシストの柏原さんは元々フィッシュマンズのベーシストでした。どの曲もメロディがとても綺…

Go With Me / SEAPONY (2011)

梅雨なのにあんまり雨が降らなくて逆に残念ですね。もうちょっと降っていいですよ。 シアトルのインディーポップバンドSEAPONYの1stです。音楽的にはローファイなドリームポップという感じ。適当な演奏に乗せたキャッチーなメロディが気持ちいい。最近で言う…

渦になる / きのこ帝国 (2012)

曇りの予報なのに大雨。外出の予定なくてよかったぜ!こんな日はシューゲイザーでも聴きながらネットの海を漂っていきたいと思います。 渦になるはきのこ帝国の2ndミニアルバムです。この時期のきのこ帝国はシューゲイザーとナンバガ以降のギターロックを上…

Crystalize / 東京酒吐座 (2011)

梅雨が来ましたね。こんな日には轟音の雨に溺れるのも悪くないのではないでしょうか。 東京酒吐座で東京シューゲイザーと読みます。Youtubeで偶然見つけたのでバンドの背景とかはよく知りません。その名の通り直球シューゲイザー。ルミナスオレンジとか好き…

Morning Side / Fazerdaze (2017)

日付またいだのでまたしても改竄です。 宅録ギターポップ女子Fazedazeの1st。 ドリームポップ要素強めなインディーポップって感じ。めちゃくちゃグッと来る曲があるっていうわけではない。でもサラッと流せてそれでいてキャッチーなのがいいですね。こういう…

Songs of Innocence / Luminous Orange (2010)

Luminous Orangeは日本のオルタナティブロックバンド。1992年から日本のオルタナシーンを裏で支えてきた硬派なバンドです。 不協和音を使った謎なコード感、やたら攻撃的なギター、フィードバックを活かした轟音、ソリッドで疾走感溢れるドラム。シューゲイ…

stereochrome / She Her Her Hers (2014)

東京のオルタナティブバンドの2ndアルバムです。インディーズですが誰にでもおすすめしたくなります。きのこ帝国好きな人とか必聴。 シューゲイザー的な要素が強く、リバーブを深くかけた単音フレーズとフィードバックノイズが美しい。一方で歌も重視してお…

So Long Forever / Palace (2016)

サウンドクラウドで適当に曲流してたら偶然見つけました。 ドリームポップ・インディーポップ的なサウンドで、どこか紳士的な優しいボーカルとリバーブの効いた暖かみのあるギターのアレンジがナイス。 麺で例えると鶏白湯ラーメン。あっさりしていてしつこ…

Goodbyes / The Bilinda Butchers (2012)

アメリカのどこかのインディーポップバンド。バンド名はマイブラのギターボーカルのビリンダ・ブッチャーから拝借してるみたいです。 曲もマイブラよろしくノイズまみれなんやろなあって思ったら意外とそんなことはなくて、打ち込みのリズムにウィスパーボイ…

Real Estate/Real Estate(2009)

まだまだ春ですが今のうちに初夏にぴったりな最高のアルバムを紹介いたします。 セルフタイトルであるこのアルバムは、USインディーバンドReal Estateのデビューアルバム。ローファイなリバーブが効いたクリーンギターのアルペジオの絡み合いとボーカルの温…

ロンググッドバイEP/きのこ帝国(2013)

はじめましてJamesです。今日から1日1枚レビューを書いていきたいと思いますのでどうかお付き合いください。 今日紹介するのは人気邦バンドきのこ帝国のEP「ロンググッドバイ」。 前作「渦になる(2011)」ではギターロックど真ん中な曲と轟音(ギターに空間系…