James Records

オルタナ・インディー・ポストロックなどの新譜から過去の名盤まで。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Beach Fossils / Beach Fossils (2010)

ローファイインディーバンドBeach Fossilsの1st。 気だるい演奏に気だるいボーカルが持ち味の気だるいバンド。気だるい雨降りの午後に家に引きこもると、この気だるさもそう悪くはないなと思わせてくれます。 しかし気だるいだけでは終わりません。いい具合…

人生、山おり谷おり / MONO NO AWARE (2017)

東京のインディーズバンドMONO NO AWAREの1stです。サウンドクラウドで偶然見つけてそれ以来よく聴いてます。 和のテイストを大事にしたバンド。歌も演奏もアレンジも遊び心にあふれていて聴いていて楽しいし、飽きにくいです。日本語詞にこだわっていて、響…

Crooked Rain, Crooked Rain / Pavement (1994)

ローファイインディーの祖、ペイブメントの2nd。 演奏も歌も超下手くそなのにメロディがめちゃくちゃ良いというギャップが謎のエモさを産み出す稀有な例。 歌詞は当時流行してたバンドやシーンを貶したり皮肉ったりと言いたい放題。文句を言い散らかした挙句…

Morning Side / Fazerdaze (2017)

日付またいだのでまたしても改竄です。 宅録ギターポップ女子Fazedazeの1st。 ドリームポップ要素強めなインディーポップって感じ。めちゃくちゃグッと来る曲があるっていうわけではない。でもサラッと流せてそれでいてキャッチーなのがいいですね。こういう…

Young Mountain / This Will Destroy You (2006)

今日は少し忙しくなりそうなので早めの投稿です。 This Will Destroy YouはMogwai系譜の轟音系ポストロックバンドです。 轟音系のバンドの中でも特に聴きやすい部類です。10分とか平気で越えるジャンルだけど、このバンドの曲は非常に簡潔でコンパクト。ギタ…

空の飛び方 / スピッツ (1994)

スピッツの5thアルバム。 スピッツはネタ切れの時のためにとっておくつもりだったんですが我慢できなくなった....。 自分の中で空の飛び方は5月のアルバム。土曜の晴れた昼下がりに公園のベンチに腰かけて聴くのがおすすめです。 ロビンソンで大ブレイクを果…

さくらの唄 / GOING STEADY (2001)

ゴイステの名盤です。 聴いてて恥ずかしくなるほど青い歌詞に真っ直ぐなメロディに爆音の楽器隊。 言葉で説明しても寒くなりそうなので曲を紹介して終わろうと思います。 BABY BABY 銀河鉄道の夜 佳代 これ以外も名曲揃いなので是非。 日付またいじゃったの…

シンクロニシティーン / 相対性理論 (2010)

最近このブログのせいで自分のツイッターがスパムみたいになっててなんか申し訳ないです。でも、もう止まれないんで。 相対性理論の3rdで、2010年代前半を代表する名盤と勝手に思ってます。andymoriのときも同じこと言ったな。 このアルバム本当に全曲良いで…

We’ve Been Taking / Enemies (2010)

アイルランドのポストロックインストバンドEnemiesの1st(多分)。 テクニカルでタイトにリズムが絡み合う序盤から徐々に熱を帯びていって、エモい轟音でぶち上がって大団円。こういうのに弱いんです。 toeは好きだけどクリーンギターのアルペジオばかりじゃち…

In Dreams / LOSTAGE (2017)

もはや夕飯を食べること並みの日課になってしまったこのブログ。ラーメンを食べるかカレーを食べるかくらいの感覚でアルバムを選ぶ毎日です。今日もレビューしていきたいと思います。 「In Dreams」はLOSTAGEが去年発表したアルバム。会場とネットのみでの販…

There’s Nothing Wrong With Love / Built to Spill (1994)

USインディーバンドBuilt to Spillの2nd。 ペラペラで下手くそなギターとまるでやる気の感じられないベースドラムに乗せた、これでもかというほどにナイスなメロディが持ち味。覇気のない演奏によって歌のエモーショナルな部分がなぜか引き立てられる稀有な…

Futurama / スーパーカー (2000)

スーパーカーがギターロックからエレクトロニカに移行していく過渡期に発表された3rdアルバム。 無機質なエレクトロニカとエモーショナルなギターロックを絶妙なバランスで融合させた名盤。スリーアウトチェンジは単純すぎて飽きるし、HIGHVISIONはギターが…

☆サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態 / NUMBER GIRL(2003)

最後にして最高のライブ盤。 OMOIDE IN MY HEAD IGGY POP FAN CLUB 言葉はいらないですね。

Songs of Innocence / Luminous Orange (2010)

Luminous Orangeは日本のオルタナティブロックバンド。1992年から日本のオルタナシーンを裏で支えてきた硬派なバンドです。 不協和音を使った謎なコード感、やたら攻撃的なギター、フィードバックを活かした轟音、ソリッドで疾走感溢れるドラム。シューゲイ…

stereochrome / She Her Her Hers (2014)

東京のオルタナティブバンドの2ndアルバムです。インディーズですが誰にでもおすすめしたくなります。きのこ帝国好きな人とか必聴。 シューゲイザー的な要素が強く、リバーブを深くかけた単音フレーズとフィードバックノイズが美しい。一方で歌も重視してお…

So Long Forever / Palace (2016)

サウンドクラウドで適当に曲流してたら偶然見つけました。 ドリームポップ・インディーポップ的なサウンドで、どこか紳士的な優しいボーカルとリバーブの効いた暖かみのあるギターのアレンジがナイス。 麺で例えると鶏白湯ラーメン。あっさりしていてしつこ…

☆ファンファーレと熱狂 / andymori (2010)

andymoriの2ndで、2010年代を代表する大名盤です。 このバンドにとやかく詳しい説明を付けるのは野暮なのでやめときます。歌が良くて詞が良くて演奏がかっこよかった、それだけです。和製リバティーンズだとかそういうことは重要じゃなかったんです。ただ曲…

MASS OF THE FERMENTING DREGS / MASS OF THE FERMENTING DREGS(2009)

MASS OF THE FERMENTING DREGS、通称マスドレはベースボーカルの宮本菜津子率いる3ピースバンド。 ガールズバンドで1番好きかもしれないです。もはやガールズって呼んでいいのか分からないですが。 初期衝動溢れる一発録りのこのアルバム。田渕ひさ子の影響…

The Beautiful Game / Vulfpeck (2016)

ロサンゼルスのファンクバンド、Vulfpeck(ウルフペック)の2ndアルバム。 基本ギター、キーボード、ベース、ドラムの4人編成ですが外部からメンバーを入れたり、更にはメンバー間で楽器を交代してプレイしたりなどやりたい放題なバンド。 曲はバッキバキのフ…

アルファベータvs.ラムダ/OGRE YOU ASSHOLE(2008)

OGRE YOU ASSHOLEで「オウガ ユー アスホール」と読みます。通称オウガ。USインディーの大御所、モデストマウスのメンバーに命名されたそうですが意味は全くもって不明です。 音楽性もUSインディーからの影響が強く、最低限の和音と単音リフ作るギターアンサ…

OLD AGE SYSTEMATIC / NYAI (2016)

エルレガーデンが再結成しましたね。今日はエルレで記事を書こうと思ったんですが、そういうのは再結成当日にやらないと負けな気がしたのでやめました。一番好きな曲はジターバグです! NYAIは福岡の男女混声オルタナギターポップバンド。 この前熊本のナバ…

☆The Bends / Radiohead (1995)

Radioheadの2ndアルバム。 全オルタナキッズ・ギターキッズ必聴の大名盤。 1st〜3rdのレディへを語る上で欠かせないのがジョニーグリーンウッドのギター。豪快な轟音コードストロークと極太リードサウンド、トレモロピッキングを多用したプレイなどで楽曲中…

東京ビバーク / スネオヘアー (2003)

昨日のお昼吉野家で鶏すき丼(並)を食べてたらスネオヘアーが流れ出して記事にしようと思い立ちました。すみません、今日は音源無しです。CD買ってください。もしくは僕が貸します。 スネオヘアーが2003年にリリースしたミニアルバム「東京ビバーク」。ボーカ…

風をあつめて/Aqua Timez(2006)

アクアタイムズ解散に寄せて思い出のアルバムについて書きます。 懐かしいです。「風をあつめて」、母親の会員カードを使ってTSUTAYAで借りて聴いてました。 正直シングル曲しか思い出せないですが、決意の朝にが一番好きでよく聴いていました。確か宮部みゆ…

アラモルト / フジファブリック (2004)

フジファブリックのインディーズ時代3枚目のアルバム。 前にリリースされたアラカルト、アラモードの曲を再録していて、インディーズ盤では一番音が良いです。メジャー盤では歌を重視しているのに対して、こちらでは楽器隊がかなり前に出てる印象。ダンス200…

Anywhere You Like / ベランダ (2018)

最近サークルの先輩から教えてもらったバンドです。 このバンドとにかく歌が良いです。声もメロディも最高。そしてめちゃくちゃ王道なのにありがちな歌モノバンドで終わってない。特にコードワークが凝ってて初期のレミオロメンやくるり、キリンジとかを思わ…

テレフォンNo.1 / ふくろうず (2013)

今日久々に酒を飲まずにライブをしたら緊張で手がめっちゃ震えてやばかったです。次からはちゃんと飲もうと思いました。合間に記事を書いたので投稿です ふくろうず。「あくまでJ-POP」というスタンスで活動をし続けていて、キャッチーで耳に残る曲がとても…

Crazy,Stupid,Love / ナードマグネット (2016)

大阪出身のパワーポップバンドです。 曲から溢れ出るWeezer愛。3rdの頃の爽やかなWeezerに似たものを感じます。楽器隊も遊び心あって聴いてて楽しい。ルックスもいい具合にモテなそうでザ・パワーポップという感じでグッド! 往年の名盤をパロディするPV。Gr…

mitsume / ミツメ (2011)

東京のインディーバンドミツメ。スカート、トリプルファイヤーとともにインディー3銃士って呼ばれてるらしい(ウィキに書いてあった)。1年前熊本のナバロに来てました。観に行けなくて残念! 今日紹介するのはデビューアルバムの「mitsume」です。ローファイ…

Tom’s Story / Tom’s Story (2016)

フィリピンの3ピースインストバンド。 3ピースでインストとか無理じゃんね...と思って聴いてみましたが、コードのトップ音動かしたりとかアルペジオの中にメロディ含ませたりとかの工夫で全然物足りなさを感じない!すごい。ギターの角がとれた優しい音色も…