アナログフィッシュ / アナログフィッシュ (2004)
ピザ屋でバイトしてるんですが注文来なすぎです。誰かお願いします。サービスはしませんがチップはください。
アナログフィッシュの1st。
アナログフィッシュほど時代の流れに沿って変化していったバンドもなかなか無いですが、自分はやっぱり1stが好きです。
ガシャガシャしたギター、どこか間が抜けているが悲痛なボーカル。何かが明らかに足りていない音の層が、詞の虚しさをそのまま表しています。それでいて全曲シングルでカットしていいぐらいメロディがキャッチー。リズム隊のアレンジも無駄なく完璧。こういうのでいいんだよね。
夕暮れ
気になった人は1stから順を追って聴いてみてください。あとピザの注文お願いします。
Yankee Hotel Foxtrot / Wilco (2002)
昨日久しぶりに酒を飲んだんですがやっぱり酒はクソですね。特にウイスキーなどはクソです。ダイドーのシークワーサーソーダの方が100倍美味いです。禁酒したい人は試してみてください。僕はこれで酒をやめました。
Wilcoの4thアルバム、Yankee Hotel Foxtrot
Wilcoはオルタナティブカントリーとよく評される作風で日本でも大人気なバンドですね。フジロックも常連です、今年は来ないですが。
最高に綺麗なメロディを混沌としたノイズで滅茶苦茶に。実験作・問題作でもあり最高傑作と称されるアルバムです。同時期のイギリスのロックのメインストリームを変えたのがレディオヘッドならアメリカのそれがWilcoなんじゃないでしょうか。
カントリーの手法だけでは表せない鬱屈とした感情をノイズを利用して表現し、オルタナティブサウンドに昇華。実験作で終わらなかったのはメロディが最高だからです。
Wilco - " I Am Trying To Break Your Heart "
最初に聴くならSky Blue Sky(2007)などの方がおすすめかも。歌に比重を置いた良作です。寄り道して最後にこのアルバムを聴くとノイズの聴こえ方が変わると思います。
Terror Twilight / Pavement (1999)
無職になってからローファイを聴く頻度が増えました。
けだるげな歌とサウンドが怠惰な毎日を映しだすからでしょうか。知らんけど
今週は治験に行っていました。全員死んだ目をしていたので全員にこのアルバムを聴かせたいなあと思いながらH2(あだち充)を読んでいました。好きなキャラクターは木根です(初期ヤムチャっぽい噛ませ感がいいね)。
PavementのラストアルバムTerror Twilight。
円熟しきったバンドの最終作には初期衝動の影も見当たらず、ただただナイスメロディが散りばめられた隠れ名盤。スマパンやらに文句をつけていた時のような攻撃性はなく、詞も内省的で落ち着いた内容。円熟したバンドのお手本のような最後です。地味なんで本当に何回も聴いてほしい。落ち着いた心で聴いてください。
2ndクルーキッドレイン(↓参照)がたぶん一番有名なんでそっちから聴いた方がいいかも。
特に1曲目「Spit on a Stranger」。名曲。
最後の最後で陽気な曲を置くのもなんとも言えない。これで終わりなんだなと。
2ndクルーキッドレインの成功でカルト的な人気を得たPavement。彼らはそのようなファンの期待に添えるような作品を作るのではなく、自分らのやりたい音楽を突き詰めたのでした。ローファイムーブメントの根底にあるのは音響や態度ではなく歌。ラストアルバムをもってそれを知らしめたPavementに感謝です。ありがとな。
最近ではヴァンパイアウィークエンドとかマックデマルコとか色々新譜出してて聴いてはいるんだけどなんか上手く感想が思いつかなくて。思いついたら書きます。
さて、治験で得た金で焼き肉行ってきます!ではw