James Records

オルタナ・インディー・ポストロックなどの新譜から過去の名盤まで。

金字塔 / 中村一義 (1997)

中村一義の1stアルバム。 セルフプロデュースのソロ作品。ボーカルギターのみならずベースドラム、パーカション、キーボードまでも独学で勉強しレコーディングまで自分で行うというDIYっぷり。この時若干22歳...。 キャッチーで普遍的だけどどこかヘンテコな…

Weather Diaries / Ride (2017)

最近更新が間に合わなさすぎてまずいので頑張って帳尻を合わせていきたいです。 このアルバムはシューゲイザーレジェンドRideが去年再結成し久々に発表した新作です。 昔のようなキラキラしたポップさや轟音による初期衝動は失われ、その分引き締まった硬派…

Animals / This Town Needs Guns (2008)

TTNGの略称で有名なポストロックバンドです。 変拍子、アルペジオ、テクニカルなタッピングフレーズをベースに透き通るようなグッドメロディのボーカルを乗せる超絶テクニカルバンド。特にギターはアルペジオお化けとして有名なので、この手の音楽が好きなギ…

Waltz for feeble / Talk (2012)

熊本でかつて活動していたバンドです。 シューゲイザーを基調としてポストロックやパワーポップなど様々な要素を取り込んだバンド。ポップで聴きやすいのに荘厳さすら感じ取れるスケールの大きさが圧巻です。ポストロック的なインスト曲もありそちらも最高。…

☆ Loveless / My Bloody Valentine (1991)

日本代表、コロンビア戦勝利おめでとう。James Recordsはサッカー日本代表を応援しています。 クソほど雨が降ったので今日はこのアルバムで。シューゲイザーの金字塔的な定番アルバムで、説明することもあまりないですが。 過剰に歪ませたギターに重ねまくっ…

Antisocialities / Alvvays(2017)

カナダのドリームポップバンドAlvvaysの2ndです。 浮遊感のある気持ちいいサウンドと昔の歌謡曲のような懐かしさを合わせ持ったバンド。歌だけ聴いたら本当に80年代みたい。エコーの効いたローファイなギターも最高。 1曲目「In Undertow」。PVから溢れ出る7…

Home / Polaris (2002)

中々寝付けないあなたに。 日本のポップバンドPolarisの1stです。 フィッシュマンズを思わせる浮遊感のあるサウンドとダブ的なリズムアプローチが持ち味。実際、ベーシストの柏原さんは元々フィッシュマンズのベーシストでした。どの曲もメロディがとても綺…

Wasting Lights / Foo Fighters (2011)

アメリカのベテランバンドFoo Fightersの7th。 フーファイを一言で表すなら「筋肉と知性の融合」。例えるならばハーバード大学アメフト部。変拍子を用いた低音リフとデイブクロールの野太いボーカルが肝です。Sound Garden以降のグランジの流れを組んでいて…

Come to Mexico / Totorro (2014)

フランスのポスト/マスロックインストバンドのTotorroの2nd。 (1stについてはこちらhttp://jamesrecord.blog.fc2.com/blog-entry-3.html?sp) 1stよりさらに馬鹿になったのが今作。構成や展開はとても複雑ですが、フレーズやコード進行がとても陽気なので親し…

Love/Hate / ART-SCHOOL(2003)

実習に遅刻しそうなので諦めて昨日の分の記事を書きます。 ART-SCHOOLの2ndアルバムです。 最もグランジに傾倒してた頃のART-SCHOOL。パワーコード、Aメロでアルペジオ、サビでシャウトというシンプルさが分かりやすくかっこよくて良い。ニルヴァーナですね…

Go With Me / SEAPONY (2011)

梅雨なのにあんまり雨が降らなくて逆に残念ですね。もうちょっと降っていいですよ。 シアトルのインディーポップバンドSEAPONYの1stです。音楽的にはローファイなドリームポップという感じ。適当な演奏に乗せたキャッチーなメロディが気持ちいい。最近で言う…

☆ ハチミツ / スピッツ (1995)

そろそろ100枚行っただろと思ったら全然だった。これからも地道にやっていきます。 ハチミツはスピッツの5thアルバム。スピッツがロビンソンでブレイクし、絶頂期にあった時期に出された作品です。最高にポップで優しくて、それでいて叙情的でシュール。スピ…

ジョゼと虎と魚たち(soundtrack) / くるり (2005)

くるりが映画「ジョゼと虎と魚たち」に提供したサントラ。 ピアノやストリングを用いたクラシカルな曲からアコギによるカントリーやフォークのインストなどバラエティに富んだ内容。どれも叙情的で映画の雰囲気にとてもマッチしています。最高です。 とはい…

Life Without Sound / Cloud Nothings (2017)

6月9日、ロックの日です。天気良すぎ。天国のジミヘンも喜んでそうですね(適当)。今日も元気にレビューしていきたいと思います。 このアルバムはCloud Nothingsの4thアルバムで最新作です。ハードコア寄りのオルタナサウンドと鋭いボーカルの叫びが持ち味の…

渦になる / きのこ帝国 (2012)

曇りの予報なのに大雨。外出の予定なくてよかったぜ!こんな日はシューゲイザーでも聴きながらネットの海を漂っていきたいと思います。 渦になるはきのこ帝国の2ndミニアルバムです。この時期のきのこ帝国はシューゲイザーとナンバガ以降のギターロックを上…

Teenage Movie Soundtrack / Heyrocco(2015)

勉強や仕事で疲れた、今はとにかく馬鹿になりたい、そんな方に。 Heyroccoはアメリカのインディーロックバンド。 いい具合にガレージ感があり、かつとてもポップで聴きやすいです。ウィーザーとかパワーポップ好きな人にもおすすめできそうです。 曲はとても…

songs,ideas,we forgot / toe (2003)

toeの1stミニアルバム。 主旋律を明確にせず、ギター2本のアルペジオとベースの絡み合いによる響きを重視したバンド。メロディを明確にしない分、いろんな角度から楽しめるのがこのジャンルの魅力だと思います。 2曲目「I Dance Alone」。センチメンタルなギ…

Crystalize / 東京酒吐座 (2011)

梅雨が来ましたね。こんな日には轟音の雨に溺れるのも悪くないのではないでしょうか。 東京酒吐座で東京シューゲイザーと読みます。Youtubeで偶然見つけたのでバンドの背景とかはよく知りません。その名の通り直球シューゲイザー。ルミナスオレンジとか好き…

☆3 / キリンジ (2000)

キリンジの3rdアルバム。 全くやる気のないジャケットに超適当なタイトル。テカってる男2人の写真見てジャケ買いする人なんてまずいない。曲だけ聴いときゃいいんだよと言わんばかりの自信溢れる姿勢がすでにかっこいい。で、実際中身も最高で名曲だらけです…

hots off to the buskers / The View (2007)

スコットランドのインディーロックバンドの1st。 リバティーンズあたりをもっとキャッチーで聴きやすくした感じです。日本で言うところのandymori的な。ボーカルの投げやりな歌い方も曲にいい感じにマッチしてます。メンバー当時10代とのことで初期衝動に溢…

イデアの水槽 / GRAPEVINE (2003)

GRAPEVINE大好きなんですがその中でもかなり好きなアルバムです。 GRAPEVINEがどんなバンドなのか口で説明するのは意外と難しい。正統派なギターロックかと思いきゃひねくれまくった曲もあったりで一筋縄ではいかないバンドです。 一曲目「豚の皿」。不穏な…

Homecoming With Me ? / Homecomings (2014)

飲みすぎて更新どころではなかったので日付改竄していきたいと思います。 京都のガールズギターポップバンドHomecomingsの1st。 棒読み英語が好きになれるかどうかが肝な気がする。僕は大好きです!メロディそのものもポップでキャッチーだしアレンジもシン…

Beach Fossils / Beach Fossils (2010)

ローファイインディーバンドBeach Fossilsの1st。 気だるい演奏に気だるいボーカルが持ち味の気だるいバンド。気だるい雨降りの午後に家に引きこもると、この気だるさもそう悪くはないなと思わせてくれます。 しかし気だるいだけでは終わりません。いい具合…

人生、山おり谷おり / MONO NO AWARE (2017)

東京のインディーズバンドMONO NO AWAREの1stです。サウンドクラウドで偶然見つけてそれ以来よく聴いてます。 和のテイストを大事にしたバンド。歌も演奏もアレンジも遊び心にあふれていて聴いていて楽しいし、飽きにくいです。日本語詞にこだわっていて、響…

Crooked Rain, Crooked Rain / Pavement (1994)

ローファイインディーの祖、ペイブメントの2nd。 演奏も歌も超下手くそなのにメロディがめちゃくちゃ良いというギャップが謎のエモさを産み出す稀有な例。 歌詞は当時流行してたバンドやシーンを貶したり皮肉ったりと言いたい放題。文句を言い散らかした挙句…

Morning Side / Fazerdaze (2017)

日付またいだのでまたしても改竄です。 宅録ギターポップ女子Fazedazeの1st。 ドリームポップ要素強めなインディーポップって感じ。めちゃくちゃグッと来る曲があるっていうわけではない。でもサラッと流せてそれでいてキャッチーなのがいいですね。こういう…

Young Mountain / This Will Destroy You (2006)

今日は少し忙しくなりそうなので早めの投稿です。 This Will Destroy YouはMogwai系譜の轟音系ポストロックバンドです。 轟音系のバンドの中でも特に聴きやすい部類です。10分とか平気で越えるジャンルだけど、このバンドの曲は非常に簡潔でコンパクト。ギタ…

空の飛び方 / スピッツ (1994)

スピッツの5thアルバム。 スピッツはネタ切れの時のためにとっておくつもりだったんですが我慢できなくなった....。 自分の中で空の飛び方は5月のアルバム。土曜の晴れた昼下がりに公園のベンチに腰かけて聴くのがおすすめです。 ロビンソンで大ブレイクを果…

さくらの唄 / GOING STEADY (2001)

ゴイステの名盤です。 聴いてて恥ずかしくなるほど青い歌詞に真っ直ぐなメロディに爆音の楽器隊。 言葉で説明しても寒くなりそうなので曲を紹介して終わろうと思います。 BABY BABY 銀河鉄道の夜 佳代 これ以外も名曲揃いなので是非。 日付またいじゃったの…

シンクロニシティーン / 相対性理論 (2010)

最近このブログのせいで自分のツイッターがスパムみたいになっててなんか申し訳ないです。でも、もう止まれないんで。 相対性理論の3rdで、2010年代前半を代表する名盤と勝手に思ってます。andymoriのときも同じこと言ったな。 このアルバム本当に全曲良いで…