James Records

オルタナ・インディー・ポストロックなどの新譜から過去の名盤まで。

2018-01-01から1年間の記事一覧

ジョゼと虎と魚たち(soundtrack) / くるり (2005)

くるりが映画「ジョゼと虎と魚たち」に提供したサントラ。 ピアノやストリングを用いたクラシカルな曲からアコギによるカントリーやフォークのインストなどバラエティに富んだ内容。どれも叙情的で映画の雰囲気にとてもマッチしています。最高です。 とはい…

Life Without Sound / Cloud Nothings (2017)

6月9日、ロックの日です。天気良すぎ。天国のジミヘンも喜んでそうですね(適当)。今日も元気にレビューしていきたいと思います。 このアルバムはCloud Nothingsの4thアルバムで最新作です。ハードコア寄りのオルタナサウンドと鋭いボーカルの叫びが持ち味の…

渦になる / きのこ帝国 (2012)

曇りの予報なのに大雨。外出の予定なくてよかったぜ!こんな日はシューゲイザーでも聴きながらネットの海を漂っていきたいと思います。 渦になるはきのこ帝国の2ndミニアルバムです。この時期のきのこ帝国はシューゲイザーとナンバガ以降のギターロックを上…

Teenage Movie Soundtrack / Heyrocco(2015)

勉強や仕事で疲れた、今はとにかく馬鹿になりたい、そんな方に。 Heyroccoはアメリカのインディーロックバンド。 いい具合にガレージ感があり、かつとてもポップで聴きやすいです。ウィーザーとかパワーポップ好きな人にもおすすめできそうです。 曲はとても…

songs,ideas,we forgot / toe (2003)

toeの1stミニアルバム。 主旋律を明確にせず、ギター2本のアルペジオとベースの絡み合いによる響きを重視したバンド。メロディを明確にしない分、いろんな角度から楽しめるのがこのジャンルの魅力だと思います。 2曲目「I Dance Alone」。センチメンタルなギ…

Crystalize / 東京酒吐座 (2011)

梅雨が来ましたね。こんな日には轟音の雨に溺れるのも悪くないのではないでしょうか。 東京酒吐座で東京シューゲイザーと読みます。Youtubeで偶然見つけたのでバンドの背景とかはよく知りません。その名の通り直球シューゲイザー。ルミナスオレンジとか好き…

☆3 / キリンジ (2000)

キリンジの3rdアルバム。 全くやる気のないジャケットに超適当なタイトル。テカってる男2人の写真見てジャケ買いする人なんてまずいない。曲だけ聴いときゃいいんだよと言わんばかりの自信溢れる姿勢がすでにかっこいい。で、実際中身も最高で名曲だらけです…

hots off to the buskers / The View (2007)

スコットランドのインディーロックバンドの1st。 リバティーンズあたりをもっとキャッチーで聴きやすくした感じです。日本で言うところのandymori的な。ボーカルの投げやりな歌い方も曲にいい感じにマッチしてます。メンバー当時10代とのことで初期衝動に溢…

イデアの水槽 / GRAPEVINE (2003)

GRAPEVINE大好きなんですがその中でもかなり好きなアルバムです。 GRAPEVINEがどんなバンドなのか口で説明するのは意外と難しい。正統派なギターロックかと思いきゃひねくれまくった曲もあったりで一筋縄ではいかないバンドです。 一曲目「豚の皿」。不穏な…

Homecoming With Me ? / Homecomings (2014)

飲みすぎて更新どころではなかったので日付改竄していきたいと思います。 京都のガールズギターポップバンドHomecomingsの1st。 棒読み英語が好きになれるかどうかが肝な気がする。僕は大好きです!メロディそのものもポップでキャッチーだしアレンジもシン…

Beach Fossils / Beach Fossils (2010)

ローファイインディーバンドBeach Fossilsの1st。 気だるい演奏に気だるいボーカルが持ち味の気だるいバンド。気だるい雨降りの午後に家に引きこもると、この気だるさもそう悪くはないなと思わせてくれます。 しかし気だるいだけでは終わりません。いい具合…

人生、山おり谷おり / MONO NO AWARE (2017)

東京のインディーズバンドMONO NO AWAREの1stです。サウンドクラウドで偶然見つけてそれ以来よく聴いてます。 和のテイストを大事にしたバンド。歌も演奏もアレンジも遊び心にあふれていて聴いていて楽しいし、飽きにくいです。日本語詞にこだわっていて、響…

Crooked Rain, Crooked Rain / Pavement (1994)

ローファイインディーの祖、ペイブメントの2nd。 演奏も歌も超下手くそなのにメロディがめちゃくちゃ良いというギャップが謎のエモさを産み出す稀有な例。 歌詞は当時流行してたバンドやシーンを貶したり皮肉ったりと言いたい放題。文句を言い散らかした挙句…

Morning Side / Fazerdaze (2017)

日付またいだのでまたしても改竄です。 宅録ギターポップ女子Fazedazeの1st。 ドリームポップ要素強めなインディーポップって感じ。めちゃくちゃグッと来る曲があるっていうわけではない。でもサラッと流せてそれでいてキャッチーなのがいいですね。こういう…

Young Mountain / This Will Destroy You (2006)

今日は少し忙しくなりそうなので早めの投稿です。 This Will Destroy YouはMogwai系譜の轟音系ポストロックバンドです。 轟音系のバンドの中でも特に聴きやすい部類です。10分とか平気で越えるジャンルだけど、このバンドの曲は非常に簡潔でコンパクト。ギタ…

空の飛び方 / スピッツ (1994)

スピッツの5thアルバム。 スピッツはネタ切れの時のためにとっておくつもりだったんですが我慢できなくなった....。 自分の中で空の飛び方は5月のアルバム。土曜の晴れた昼下がりに公園のベンチに腰かけて聴くのがおすすめです。 ロビンソンで大ブレイクを果…

さくらの唄 / GOING STEADY (2001)

ゴイステの名盤です。 聴いてて恥ずかしくなるほど青い歌詞に真っ直ぐなメロディに爆音の楽器隊。 言葉で説明しても寒くなりそうなので曲を紹介して終わろうと思います。 BABY BABY 銀河鉄道の夜 佳代 これ以外も名曲揃いなので是非。 日付またいじゃったの…

シンクロニシティーン / 相対性理論 (2010)

最近このブログのせいで自分のツイッターがスパムみたいになっててなんか申し訳ないです。でも、もう止まれないんで。 相対性理論の3rdで、2010年代前半を代表する名盤と勝手に思ってます。andymoriのときも同じこと言ったな。 このアルバム本当に全曲良いで…

We’ve Been Taking / Enemies (2010)

アイルランドのポストロックインストバンドEnemiesの1st(多分)。 テクニカルでタイトにリズムが絡み合う序盤から徐々に熱を帯びていって、エモい轟音でぶち上がって大団円。こういうのに弱いんです。 toeは好きだけどクリーンギターのアルペジオばかりじゃち…

In Dreams / LOSTAGE (2017)

もはや夕飯を食べること並みの日課になってしまったこのブログ。ラーメンを食べるかカレーを食べるかくらいの感覚でアルバムを選ぶ毎日です。今日もレビューしていきたいと思います。 「In Dreams」はLOSTAGEが去年発表したアルバム。会場とネットのみでの販…

There’s Nothing Wrong With Love / Built to Spill (1994)

USインディーバンドBuilt to Spillの2nd。 ペラペラで下手くそなギターとまるでやる気の感じられないベースドラムに乗せた、これでもかというほどにナイスなメロディが持ち味。覇気のない演奏によって歌のエモーショナルな部分がなぜか引き立てられる稀有な…

Futurama / スーパーカー (2000)

スーパーカーがギターロックからエレクトロニカに移行していく過渡期に発表された3rdアルバム。 無機質なエレクトロニカとエモーショナルなギターロックを絶妙なバランスで融合させた名盤。スリーアウトチェンジは単純すぎて飽きるし、HIGHVISIONはギターが…

☆サッポロOMOIDE IN MY HEAD状態 / NUMBER GIRL(2003)

最後にして最高のライブ盤。 OMOIDE IN MY HEAD IGGY POP FAN CLUB 言葉はいらないですね。

Songs of Innocence / Luminous Orange (2010)

Luminous Orangeは日本のオルタナティブロックバンド。1992年から日本のオルタナシーンを裏で支えてきた硬派なバンドです。 不協和音を使った謎なコード感、やたら攻撃的なギター、フィードバックを活かした轟音、ソリッドで疾走感溢れるドラム。シューゲイ…

stereochrome / She Her Her Hers (2014)

東京のオルタナティブバンドの2ndアルバムです。インディーズですが誰にでもおすすめしたくなります。きのこ帝国好きな人とか必聴。 シューゲイザー的な要素が強く、リバーブを深くかけた単音フレーズとフィードバックノイズが美しい。一方で歌も重視してお…

So Long Forever / Palace (2016)

サウンドクラウドで適当に曲流してたら偶然見つけました。 ドリームポップ・インディーポップ的なサウンドで、どこか紳士的な優しいボーカルとリバーブの効いた暖かみのあるギターのアレンジがナイス。 麺で例えると鶏白湯ラーメン。あっさりしていてしつこ…

☆ファンファーレと熱狂 / andymori (2010)

andymoriの2ndで、2010年代を代表する大名盤です。 このバンドにとやかく詳しい説明を付けるのは野暮なのでやめときます。歌が良くて詞が良くて演奏がかっこよかった、それだけです。和製リバティーンズだとかそういうことは重要じゃなかったんです。ただ曲…

MASS OF THE FERMENTING DREGS / MASS OF THE FERMENTING DREGS(2009)

MASS OF THE FERMENTING DREGS、通称マスドレはベースボーカルの宮本菜津子率いる3ピースバンド。 ガールズバンドで1番好きかもしれないです。もはやガールズって呼んでいいのか分からないですが。 初期衝動溢れる一発録りのこのアルバム。田渕ひさ子の影響…

The Beautiful Game / Vulfpeck (2016)

ロサンゼルスのファンクバンド、Vulfpeck(ウルフペック)の2ndアルバム。 基本ギター、キーボード、ベース、ドラムの4人編成ですが外部からメンバーを入れたり、更にはメンバー間で楽器を交代してプレイしたりなどやりたい放題なバンド。 曲はバッキバキのフ…

アルファベータvs.ラムダ/OGRE YOU ASSHOLE(2008)

OGRE YOU ASSHOLEで「オウガ ユー アスホール」と読みます。通称オウガ。USインディーの大御所、モデストマウスのメンバーに命名されたそうですが意味は全くもって不明です。 音楽性もUSインディーからの影響が強く、最低限の和音と単音リフ作るギターアンサ…