James Records

オルタナ・インディー・ポストロックなどの新譜から過去の名盤まで。

2018-01-01から1年間の記事一覧

Jupiter / BUMP OF CHICKEN (2002)

バンプ、アジカン、エルレ、ラッド。00年代、中高生の心を掴んで離さなかったこれらのバンドの中でも特に好きだったのがバンプでした。 曲の良し悪しとかではなく、当時のバンプ特有の田舎臭さ、泥臭さ、不器用さが好きでした。今では恥ずかしいけど「Stage …

Destiny / Nona Reeves (2000)

タイの少年13人が全員救出されたみたいですね。本当に良かったです。今日はガパオライス好きなだけ食べていいぞ。 NONA REEVESは極上のポップスを奏で続けて20年のベテランバンド。 ポップスを中心に据え、R&B、ファンク、ソウルなどの要素で肉付けされたハ…

Organ Freeman / Organ Freeman (2016)

。 ワールドカップ4強が出揃いました。James Records的にはフランス優勝で予想していますので当たったらコメントください。 Organ Freemanはジャズ、ファンク、ソウル、フュージョンなどの要素を併せ持ったポップなインストバンド。モーガンフリーマンをもじ…

Roosevelt / Roosevelt (2016)

ドイツのエレクトロポップバンド。 自分は元々生のバンドサウンド厨だったんですが、最近無機質なエレクトロニカもなんとなく好きになり行き着いたのがこのバンドでした。 シンセの音色が最高。古臭さと真新しさが調和した素晴らしいサウンドです。メロディ…

Regret,Love,Guilt,Dreams / The Bilinda Butchers (2011)

記録的豪雨が続いております。二次災害にはくれぐれもお気をつけください。 このアルバムは北欧かどこかのインディーポップバンドのEPです。バンド名はマイブラのビリンダブッチャーからそのまま拝借。 その名が示す通りシューゲイザー・ドリームポップ的な…

Slowdive / Slowdive (2017)

歴史的豪雨が続きますが皆さんご無事ですか。土砂災害や河川の氾濫には十分お気をつけください。 2017年はある意味シューゲイザーの年。RideやSlowdive、ジザメリなどのレジェンド達がこぞって復活し名作を残していきました(マイブラは相変わらず新譜出す出…

No New World / MASS OF THE FERMENTING DREGS (2018)

マスドレ実に8年振りの新譜、昨日リリースでした。 轟音で捲し立てて勢いで走りきるのがマスドレでした。が、今作は以前より明らかに音数少なめで落ち着いているし、ポップにまとまったなあと。一音一音丁寧に聴かせようという意識を感じました。ボーカルも…

Days / Real Estate (2011)

初夏。この時期は聴くのに迷うと大体Real Estateをかけてしまいます。 浮遊感、透明感たっぷりでメロディアス。薄いリバーブがかかったローファイギターが気持ち良い。特に初期のReal Estateは初夏にぴったりの清涼感あふれるサウンドですのでこれからの時期…

フジファブリック/ フジファブリック (2004)

台風が上陸しましたが九州の皆さん無事でしょうか。通過した後も土砂災害や河川の氾濫には十分気をつけてください。 ところで、台風といえばフジファブリック1stアルバム収録のこの曲「TAIFU」。 独特な和風リフに日本語詞を重んじた歌、先の読めない展開。…

【W杯企画】Mind Travel / Superfly (2011)

頑張れ日本。James Recordsはサッカー日本代表を応援しています。今晩27時キックオフのベルギー戦、1-1からのPK4-3で日本の勝利と予想します。ベルギーよ、震えて眠れ。 下馬評を覆し決勝へ進んだ日本。ポーランド戦への批判はありますが逆境を力に変えて勝…

砂漠の流刑地 / ふくろうず (2011)

ふくろうずの3rdアルバム。 ポップだけどどこか翳りがあって遊び心もあるのがふくろうずの魅力。このアルバムはそれに加えて良い意味でのヤケクソ感があります。暗くて自虐的でどこか冷めている感じ。ボーカルの内田さんの気が触れる寸前のような歌も詞も最…

Rock Action / Mogwai (2000)

Mogwaiの中でも特に綺麗なアルバム。 Mogwaiと言えば轟音系のバンドというイメージが強いですが、意外と静かな曲も多いです。特にこのアルバムではメロディとハーモニーの美しさを強調するために轟音が控えめになっています。クリーンギターのアルペジオとエ…

Vibes(EP) / Vacations (2016)

頑張れ日本。James Recordsはサッカー日本代表を応援しています。今日の予想スコアは2-1で日本。 ローファイインディーロックバンドVacationsの1stEP。 まさにサーフ系という感じで、海辺で寝ながら聴いたら最高だろうなあと思います。暖かいツインギターの…

Oshin / DIIV (2012)

アメリカのドリームポップバンドDIIV(ダイブ)の1st。アルバムの読み方はおしんでいいんでしょうか。 音は適度にローファイで、かつモダンさも感じられる良いバランスのバンドです。特にギター2本の絡み合いがとても気持ち良い。以前紹介したBeach Fossillsの…

Green Mind / Dinosaur Jr. (1991)

晴れた暖かい日に自転車をこぎながら聴きたいアルバム。 おそらくダイナソーJrで最も爽やか。ジャズマスターとビッグマフから繰り出されるクソ汚いギターソロがカッコいいのは言うまでもないですが、それよりもメロディとコードの綺麗さが際立っています。J…

New Chappie / Chappie (1999)

Chappieとは90年代初頭に少し流行った着せ替えキャラクターのことです。歌手デビューしたChappieのために森高千里、細野晴臣、松本隆、草野マサムネなどの豪華ゲストが集結して作られたのがこのアルバム。 5曲目「水中メガネ」は松本隆作詞、草野マサムネ作…

ether[エーテル] / レミオロメン (2005)

季節の移ろいとともに聴きたい最高の一枚。 初期のレミオロメンの傑作です。ポップでキャッチーでとても聴きやすい。その一方でコード進行もメロディも独特で不可思議なものばかりで、雑多なポップスとは一線を画しています。特にギターのバッキングは意味不…

Suueat. / Let’s Get Lost (2017)

栃木のオルタナティブロックバンドの1stEP。 ローファイで浮遊感のあるオルタナ直球サウンドが最高。けだるげな英詞ボーカルもいい感じ。昔に帰りたいオルタナおじさんも、今を生きるオルタナキッズも是非。 1曲目「Gold boy」。 休日のお昼時のちょっと眠た…

金字塔 / 中村一義 (1997)

中村一義の1stアルバム。 セルフプロデュースのソロ作品。ボーカルギターのみならずベースドラム、パーカション、キーボードまでも独学で勉強しレコーディングまで自分で行うというDIYっぷり。この時若干22歳...。 キャッチーで普遍的だけどどこかヘンテコな…

Weather Diaries / Ride (2017)

最近更新が間に合わなさすぎてまずいので頑張って帳尻を合わせていきたいです。 このアルバムはシューゲイザーレジェンドRideが去年再結成し久々に発表した新作です。 昔のようなキラキラしたポップさや轟音による初期衝動は失われ、その分引き締まった硬派…

Animals / This Town Needs Guns (2008)

TTNGの略称で有名なポストロックバンドです。 変拍子、アルペジオ、テクニカルなタッピングフレーズをベースに透き通るようなグッドメロディのボーカルを乗せる超絶テクニカルバンド。特にギターはアルペジオお化けとして有名なので、この手の音楽が好きなギ…

Waltz for feeble / Talk (2012)

熊本でかつて活動していたバンドです。 シューゲイザーを基調としてポストロックやパワーポップなど様々な要素を取り込んだバンド。ポップで聴きやすいのに荘厳さすら感じ取れるスケールの大きさが圧巻です。ポストロック的なインスト曲もありそちらも最高。…

☆ Loveless / My Bloody Valentine (1991)

日本代表、コロンビア戦勝利おめでとう。James Recordsはサッカー日本代表を応援しています。 クソほど雨が降ったので今日はこのアルバムで。シューゲイザーの金字塔的な定番アルバムで、説明することもあまりないですが。 過剰に歪ませたギターに重ねまくっ…

Antisocialities / Alvvays(2017)

カナダのドリームポップバンドAlvvaysの2ndです。 浮遊感のある気持ちいいサウンドと昔の歌謡曲のような懐かしさを合わせ持ったバンド。歌だけ聴いたら本当に80年代みたい。エコーの効いたローファイなギターも最高。 1曲目「In Undertow」。PVから溢れ出る7…

Home / Polaris (2002)

中々寝付けないあなたに。 日本のポップバンドPolarisの1stです。 フィッシュマンズを思わせる浮遊感のあるサウンドとダブ的なリズムアプローチが持ち味。実際、ベーシストの柏原さんは元々フィッシュマンズのベーシストでした。どの曲もメロディがとても綺…

Wasting Lights / Foo Fighters (2011)

アメリカのベテランバンドFoo Fightersの7th。 フーファイを一言で表すなら「筋肉と知性の融合」。例えるならばハーバード大学アメフト部。変拍子を用いた低音リフとデイブクロールの野太いボーカルが肝です。Sound Garden以降のグランジの流れを組んでいて…

Come to Mexico / Totorro (2014)

フランスのポスト/マスロックインストバンドのTotorroの2nd。 (1stについてはこちらhttp://jamesrecord.blog.fc2.com/blog-entry-3.html?sp) 1stよりさらに馬鹿になったのが今作。構成や展開はとても複雑ですが、フレーズやコード進行がとても陽気なので親し…

Love/Hate / ART-SCHOOL(2003)

実習に遅刻しそうなので諦めて昨日の分の記事を書きます。 ART-SCHOOLの2ndアルバムです。 最もグランジに傾倒してた頃のART-SCHOOL。パワーコード、Aメロでアルペジオ、サビでシャウトというシンプルさが分かりやすくかっこよくて良い。ニルヴァーナですね…

Go With Me / SEAPONY (2011)

梅雨なのにあんまり雨が降らなくて逆に残念ですね。もうちょっと降っていいですよ。 シアトルのインディーポップバンドSEAPONYの1stです。音楽的にはローファイなドリームポップという感じ。適当な演奏に乗せたキャッチーなメロディが気持ちいい。最近で言う…

☆ ハチミツ / スピッツ (1995)

そろそろ100枚行っただろと思ったら全然だった。これからも地道にやっていきます。 ハチミツはスピッツの5thアルバム。スピッツがロビンソンでブレイクし、絶頂期にあった時期に出された作品です。最高にポップで優しくて、それでいて叙情的でシュール。スピ…